ハングル文字

step1-①ハングルの成り立ちを知ろう!いったいどういう文字なのかを解説します

こんにちは!ハングルを独学で勉強したひよこです^^

この記事では、【ハングルの成り立ち】を解説しています。

これからハングルを勉強していくという人はもちろん、ハングルを勉強するかどうか迷っている人、ハングルを勉強するつもりはないけど成り立ちには興味があるという人まで・・・

ハングルに少しでも、関わり・興味がある人はチェックして下さいね!

【序章】そもそもハングルとは?誰がいつ何のために作ったのか

ハングルとは韓国語の文字

今までに「ハングル」という言葉を耳にしたことがありますか?

中には韓国語=ハングル語だと思っている人も多いみたいで「ハングル語」と言われたりしていることもあります。(←間違いです)

正しい答えはハングルとは韓国語の文字の名称です^^

日本語で言えば日本語の文字である「ひらがな」や「かたかな」や「漢字」の立ち位置と同じです。

日本語学習をしている外国人はよく「日本語の習得で一番難しいのは漢字」だと言います。ひらがな、かたかなを覚えるだけでも苦労するのに、更に常用漢字が2000個程度もあるとなれば・・・本当に大変ですよね。

一方で韓国語の場合は文字が「ハングル」しかないですし、ハングルは分かりやすい文字なので韓国語の文字学習は簡単です^^

なのでこれからハングルを勉強するという人は安心してください!

ハングルが作られた経緯を簡単に紹介

ハングルが作られた経緯についてもここで簡単に紹介しておきます。(※興味がない人は、とばしてしまいましょう。)

ハングルは1446年10月9日世宗(セジョン)大王他、有名な学者たちによって作られ、国民に公表されました。

ハングルが作られる前、文書では中国の漢字(漢文)が使われていましたがこれらの文字を理解して使いこなせるのは当時まともな教育を受けることができた一部の人たちだけでした。なので漢文についての教育を受けられない一般庶民は読み書きができませんでした。(※昔中国の漢字が使われていたので、現在日本で使われる漢字を規則性を持ってハングルで表記することが可能です(→単語学習で役立ちます))

ここに世宗大王は問題点を抱き、「国民誰でも理解できる分かりやすい朝鮮独自の文字を作ろう!」という想いから一般庶民が話しているそのままを書き表せるような文字「ハングル」を作りました。

ちなみに現在、10月9日は「ハングルの日」に制定されていてハングルに関連したイベントが開催されたりしています。

次の項目からはハングル文字を勉強するために役立つ、ハングルの成り立ちの概要を3つに分けて説明していきます。

ハングルの成り立ち【1】ハングルは子音+母音の組み合わせで書かれ、読まれる

ハングルの母音は10個(21個)子音は19個あります

日本語と同じように韓国語にも母音と子音とがありますが、日本語と違うのは韓国語の文字ハングルでは、子音と母音の音をそれぞれ単独で書き表すことができるということです。

母音は基本母音が10個、その基本母音を組み合わせた形の合成母音が11個あります。

合成母音は基本母音が書けて読めればすぐに覚えられるので、実質的には母音は10個さえ覚えてしまえばいいです。

子音は音の出し方によって平音・激音・濃音とに分けることができ、平音が10個、激音が4個、濃音が5個の合計19個です。

この中の濃音は平音を2つ並べたものなので、実質的には子音は平音と激音の14個覚えれば全て書けるようになります。(発音はまた別に覚えないといけません)

仕組みが日本語のローマ字入力と似ている

ハングルでは、これら母音と子音とを組み合わせることによって文字を作ります。

例えば韓国の「韓」をハングル文字で表記すると「」ですがこの「ハン」と読む文字は

①ㅎ(子音) ②ㅏ(母音) ③ㄴ(子音)

これら3つの子音と母音の組み合わせから作られています

子音である①ㅎは[h]の音を表し、母音である②ㅏは[a]の音を表しますが、それらを組み合わせて「하」と表記し[ha]の音で読みます。

これは日本語のローマ字入力と同じですよね^^

日本語の母音をローマ字入力で表記すると「a・i・u・e・o」で、子音の音はその他のアルファベットを利用します。

例えば「ハン」の「ハ」をローマ字入力する時は

「h(子音)+a(母音)」で「ha」です

日本語の文字「ひらがな」は子音単独の表記は持っておらず、子音+母音で発音される文字は2つが1つになった文字として存在します。(「ha」ならば「ハ」)

ですがローマ字入力の場合は母音と子音とを分けて考えて、それぞれ単独の文字(「h」と「a」)を入力しているのでハングルの組み合わせのルールと同じなんです。

なので日本語のローマ字入力をイメージすれば、ハングルの子音と母音とを組み合わせるという仕組みを理解しやすいです。

子音と母音の組み合わせの形は6種類

ハングルには母音と子音を組み合わせるが6種類あります。

言葉では分かりづらいのでイラストを見てイメージしましょう。

ただ、これら6種類の組み合わせの形を覚える必要はありません!

「子音と母音の組み合わせの形にはこれだけの種類があるんだな~」と軽く理解しておくだけでオッケーです^^

①子音+母音(横+横)

②子音+母音+子音(横+横+下に子音)

※下に付く子音ですが、基本子音が2個付く場合もあります

③子音+母音(縦+縦)

④子音+母音+子音(縦+縦+下に子音)

※下に付く子音ですが、基本子音が2個付く場合もあります

⑤子音+母音+母音(縦+縦+横に母音)

⑥【⑤】+子音(【⑤】+下に子音)

ハングルの成り立ち【2】パッチムの存在

パッチムとは「子音+母音」のあとに付く「子音」のこと

先ほど「」(「ハン」)という文字を紹介しましたがこの文字は、

①ㅎ(子音) ②ㅏ(母音) ③ㄴ(子音)の組み合わせからできていると言いました。

この③ㄴ(子音)は子音と母音のあとに更に子音が付くという形で表記されています。

このように、子音+母音(+母音)のあとに付く子音のことをパッチムと言います。

パッチムという言葉はもともと「下敷き」という意味ですが、子音が下に付くのでそのことを下に敷くとイメージし、パッチムという名前が付けられました。

日本語ではパッチムの音を区別しない⇒聞き取り、発音が難しくなる(※無い音もある)

そしてこのパッチムの存在こそが日本人の学習者にとって韓国語の聞き取りと発音を難しくしています。

そもそも日本人も色々な種類のパッチムの音を日本語を話す中で発音しているのですが、それらを細かく区別して表記していません。

例えば日本語の「ん」と「っ」はパッチムの音に当たりますが、ハングルでは「ん」を更に3種類に区別して表記・発音し、「っ」も3種類に区別して表記・発音します。

日本語でも「ん」も「っ」もそれぞれ3種類ずつ異なる音で発音されますが、日本人はそれを区別して表記したり、意識的に分けて発音していないので3種類全て同じ音に聞こえてしまいます。

韓国語では3種類を区別して表記しますし意識的に区別して発音するので、韓国人は3種類の音をはっきりと聞き分けることができます。

韓国語の聞き取りをするとき・発音をするとき共にこれら3種類の音の区別が重要になってくるので、区別ができない日本人にとっては難易度が上がってしまうんですね。

更に区別をしないだけではなく、日本語では使われない音も韓国語にはあります。(1つですが)

このように聞き取り・発音が難しそうなパッチムですが、始めのうちからきっちり区別して覚えるようにすれば問題ないので安心してください!(日常会話レベル程度であればそこまで厳密な区別ができなくてもオッケーです)

ハングルの成り立ち【3】8種類ある発音変化の規則

ハングル+ハングル+ハングル・・・(単語はこれ)を読むとき、単純にハングル単体の発音+ハングル単体の発音+ハングル単体の発音・・・で全て読めれば楽なのですが韓国語は違います。

パッチムがある場合、これから紹介する8種類の発音変化規則のうちのどれかに該当するのならば音を発音変化させて読まなければいけません。

ここでは8種類の発音変化規則をそれぞれ簡単にご紹介していきますが、母音・子音の知識がまだないので理解できなくても問題ありません。8種類あるんだなということだけ確認したら、読まずにとばしてもオッケーです。

詳しいことは、step1の『⑥ハングルの発音変化をマスターしよう!』で勉強しましょう^^

①濁音化

濁音化とは、ある一定の条件が揃うと一部の子音が語中で濁って発音されることを言います。

②連音化(リエゾン)

連音化とは、パッチムの後の文字の子音に「ㅇ(イウン)」が来ると、パッチムが「ㅇ(イウン)」の位置にスライドされて発音されることを言います。

③激音化

激音化とは、一部の子音(平音)の前後に子音「ㅎ(ヒウッ)」が来ると、平音が激音に変わって発音されることを言います。

④弱音化

弱音化とは、語頭に来る子音「ㅎ(ヒウッ)」・パッチムの「ㅎ(ヒウッ)」に関して前後にある一定のパッチム・母音が来ると「ㅎ(ヒウッ)」の音が発音されなくなることを言います。

⑤濃音化

濃音化とは、一部のパッチムの後に続くハングルの語頭が一部の子音(平音で濃音になるもの)だと語頭の子音が濃音に変わって発音されることを言います。

⑥鼻音化

鼻音化とは、一部のパッチムの後に続くハングルの語頭が一部の子音だとパッチムの音が変わることを鼻音化と言います。

⑦流音化

流音化とは、パッチム「ㄹ(リウル)」の後に続くハングルの語頭が「ㄴ(ニウン)」の場合とパッチム「ㄴ(ニウン)」の後に続くハングルの語頭がの後に続くハングルの語頭が「ㄹ(リウル)」の場合に、「ㄴ(ニウン)」が「ㄹ(リウル)」に変わって発音されることを言います。

⑧口蓋音化

口蓋音化とは、パッチム「ㄷ(ティグ)」と「ㅌ(ティウッ)」の次のハングルが「이(イ)」の場合に、それぞれ「ㄷ+이→지」と「ㅌ+이→치」になって発音されることを言います。

【参考】合成語や複合語の境界では「ㄴ(ニウン)」添加という発音変化も起こる

参考までに、合成語や複合語の単語の境界において前の単語の終わりにパッチムがあり、続く単語が一部の母音で始まる時に、母音の前に子音「ㄴ(ニウン)」が添加されて発音されることがあります。

これらのことをstep1の②~⑥で詳しく学んで行こう!

ここまでハングルの成り立ちの概要を説明してきました!ハングルの成り立ちを大雑把に理解できたはずです。

step1『ハングル文字をマスターしよう』の②~⑥の項目ではこのページで説明した概要を丁寧に詳しく説明していきます。

↓下のような流れとなっています^^

②母音10個(21個)を勉強

③子音19個を勉強

④母音と子音を組み合わせて発音する方法を勉強

⑤パッチムについて勉強

⑥8種類の発音変化の規則を勉強

1つずつ順番に勉強していきましょう~!

それでは!